寒がりさんの冷房とのお付き合い
暑い季節。
日々、冷房とのお付き合いの仕方に四苦八苦しているのは、きっと私だけではないはず。。
消すと暑いけど、つけると寒い。
クーラーを付けて眠ると、なんだか熟睡できず、朝、身体が怠い。
途中で消すと、暑くて眠れない・・・
電車の中や職場でのクーラーに参っている。
などなど・・・いわゆる「クーラー病」に悩まされる方は多いですね。
個人的に、私ももともとは酷いクーラー病状態でしたが、
ここ数年で身体が安定してきたのか、前ほど病的に寒がることは無くなりました。
体内の熱の調整=火の力は、やはり消化力と密接に関係しています。
・早寝早起き
・食事(冷たいものを摂らない)
・白湯
・運動(軽く汗をかく程度の運動習慣)
・足湯(膝から下をお風呂でしっかり温める)
これに、アビヤンガ(オイルマッサージ)の習慣が加わると、身体は必要な時にちゃんと熱を生成して保持してくれる機能を発揮してくれることを実感しています。
まずは、クーラーをどうするかも大切ですが、長い目で見るとこの辺りを押さえておくことは大切です。
それを前提として、クーラーとどうお付き合いするのが良いのか、書いていきます。
窓を開けてクーラーを付ける
「もったいない!」って怒られそうですが、ぜひ試してみてください。
クーラーをつけているとき、部屋の1カ所どこかの窓を少し開けておくだけです。
コロナ禍で、換気することの重要性が盛んに言われるようになって、電車内も窓を開けている状態が浸透していましたね。現在は締め切っているところも多くなってきていますが。
換気の観点からもそうですが、これをするとクーラーで身体が乾燥することが減ります。
日本の夏は湿度が高いので、窓を開けていると自然と湿度が高まり、冷えすぎも防いでくれるのです。
アーユルヴェーダでは、クーラーの使いすぎは「風」元素が増え、ヴァータドーシャが悪化する状態になると考えられます。
(ヴァータドーシャは「冷性」「乾燥性」という性質があるので、クーラーはヴァータドーシャを悪化させる要因にもなるんですね。)
窓を少し開けておくだけで、かなり快適に過ごせるようになりますよ。
試してみてください。
外気とクーラーの効いた部屋との気温差に注意
これは、多かれすくなかれ誰もが感じていることだと思うのですが、この気温差で自律神経がやられます。
電車内と駅のホームとの気温差、スーパーの中と外、冷房の効いた部屋から冷房のないトイレへの移動・・・
現代の生活は確かに便利なのですが、私たちの心身は常にその外的環境の影響を受けていますから、できるだけ急激な変化はどんなことであれ少なくすることが理想です。
・上着やストールで上手に調整する。
脱ぎ着できるものはできるだけ多く持っているといいですね。
特に、耳から首元、足首に風を当てないことが重要です。
・動きをスローダウンする、ゆっくりする。
これだけでも、実は十分な対策になります。
というより、これはとっても大切なことなのです。。。
外からクーラーの効いた部屋に入るとき、またはその逆も、これから気温差がある場所へと移るのだということをしっかり自覚して、身体を感じながら、動作をゆっくりにします。
もし可能なら、外気と室内とのちょうど中間くらいの場所を作り、そこで身体を慣らしてから移動します。
急激な予期せぬ変化は、やはりヴァータドーシャを悪化させます。
身体が賢く、状況に対応する本来の機能をしっかりと発揮するためにも、慌てず急がず、マインドフルに身体とともに居てあげてください。
この実践については、ヨガや瞑想がとっても役に立ちますので、また別の機会に触れていきたいと思います。
変化の激しさ
最近の日本の気候は、暑さ寒さの変化が激しいですよね。
春も、早くから夏のように暑くなり、そうかと思えば急に寒い日があったり、また急激に暑くなったり・・・。
私たちの身体もそうですが、衣食住やライフスタイルの変化が激しければ激しいほど、身体は一生懸命にそれに対応しようとします。
そして、身体が揺れ動くと、心も揺れ動きます。
今、地球も、そのバランスを取ろうと必死で調整しようとしているのだと感じます。
予定の詰め込み過ぎ、食べ過ぎ、考え過ぎ、寝過ぎ、働き過ぎ、見過ぎ、聞き過ぎ(などなど)を手放して、できる限り生活をスローダウンさせることや、
もう自分には不要になった価値観や信念をそっと手放していくことで、
私たちの身体も地球も「活動」から「再生」へ舵を切れるのではないかと思います。
クーラーとのお付き合いとは無縁なようですが、今一度自分の生活リズムや、ライフスタイルにも注意を向けてみてくださいね。
あなたが本当に大切にしたいものは、なんでしょうか?
追伸
養生ヨガクラス、ここのところ新しいメンバーも加わってくださっていて、とても嬉しいです。
ヨガを通して、自分を慈しむ時間をぜひご一緒しましょう〜!
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