ABOUT
養生ヨガ 主催 ヨガ教師・ファシリテーター 斎藤 奏(さいとう あかな)
私の人生にヨガがなかったら、私はきっと、とっくに生きていくことから手を離していただろう。何度もそう感じています。
そして、アーユルヴェーダがなければ、私は今も身体の“痛み”という変化に囚われ、自分を見失っていただろうと思います。
高校受験までは人生をピアノに捧げ、高校2年生で不登校を経験、大学もほぼ同じでした。社会人になってからはそれなりにうまくやっていましたが、いつもここではないどこか、自分とは誰なのかということを探して生きていました。
誰かに認めて欲しい、愛して欲しいという身体からの叫びのようなものをいつも感じていたように思います。
24歳のときにヨガとはじめて出会ったとき、「すべてはここ(自分の中)にすでにあったんだ」ということを感じて、ただ圧倒され、涙が溢れた体験をしました。
ただ私は、自分で自分を愛したかっただけだったのだと気付いたからです。
そこから、世界と繋がっていたいと願っていたことに。
それからずっと、心から生きていくためにヨガをしています。
そして、忘れてはならないのが、私にとってヨガの体験がより人生に意味を持ち初めたのが、線維筋痛症という病を得てからのことだったということです。
なぜ、病気になったのか、これからどうして生きていけば良いのかということをゼロから自分に問いかけていくその治癒のプロセスで、私は漢方の養生と出逢い、更にそれまで関心が薄かったインドの伝統医学体系である、アーユルヴェーダに出逢いました。
それまで長いことヨガをやっていたものの、私はずっと自分の身体が嫌いでした。
どこかでいつも、今の自分ではだめだ、自分を変えたい、変えたいと思いヨガをしていたのです。
ただ、病を得てから初めて、漢方やアーユルヴェーダのものの見方や、養生法を通して、私はやっと、ありのままの自分の身体と向き合おうと思えたのでした。
病や不調こそが、私が本質に目覚め、与えられた自分の心身と自分の場所で生きていくために必要なものなのだと確信できるようになりました。
それを理解したとき、身体の痛みは私の敵ではなく、私の大切なメッセンジャーとなりました。
私は、ヨガ以外の運動はほとんど経験がありません。運動音痴です。
ヨガも、アクロバティックな複雑なポーズは苦手です。
はじめは、自分の身体の硬さや筋力のなさと直面しましたが、だからこそヨガが私に必要なのだということがすぐに分かりました。
ヨガをするために必要な筋力、柔軟性なんてないのです。
身体が硬いなら硬い、体力がないならない、忙しいなら忙しい、不安があるなら不安なままで大丈夫です。
ヨガに自分を合わせるのではなく、ヨガを自分に合わせていく。それが大切です。
ただ身体を感じていれば、できることは、必ずあります。
あなたが今居るところから。そこからはじめましょう。
ただ身体を感じるため、生きていることを感じるために、一緒にヨガをしましょう。
私のこれまでのプロセスをインタビュー記事にしていただいたものです。
(前・中・後編)
PROFILE
1982年 東京都生まれ。
2006年、体調不良からヨガを始め、クリパルヨガと出会う。
自分の内面を深く見つめていくクリパルヨガに強く惹かれ、ワークショップ集中コースなどに積極的に参加し学ぶとともに、日々ヨガの実践を続ける。
2016年末、全身に強張りと痛みを感じ、翌年明けに線維筋痛症と診断される。
2017年夏から、漢方治療とヨガの実践で内省を深め、病気の原因が自身の中にある怖れや自己否定であることに気付き、自分の心身に気付きと共に寄り添うケアを続け、痛みを克服する。
現在は泉州統合クリニック院長 中田英之医師をはじめ、各専門医と連携し、養生ヨガを展開。
自己観察と自己受容、自己変容のための学びとしてのヨガ、アーユルヴェーダを、自らも学び実践しながら伝えている。
米国クリパルセンター公認クリパルヨガ教師
- クリパル・ジャパン公認 マタニティヨガ教師
- ムーンサイクルヨガ指導者
- ヨガ・ニードラセラピスト
- ABNC(アーユルヴェーダ ビューティニュートリション&クッキング)アドバンス 修了
- インド アーユルヴェーダグラム(Dr.スクマール)基礎理論講座レベル1・2 ・3・4全課程修了
- 京都アーユルヴェーダmanju セラピスト養成講座基礎 修了
- 介護福祉士
- zoomにて『クリパルヨガ』をはじめ、『瞑想』『おはようヨガ』『マタニティヨガ』『おやすみ前の呼吸&瞑想』クラスを行うとともに、個人セッションでアーユルヴェーダの養生を伝える。
- 2023年、奈良にサロン「FRUEDE!」(フロイデ・ドイツ語で喜び、の意味)をオープン
奈良市在住(奈良・東大寺の大仏さまに代表される、華厳思想に強く惹かれて)
娘が一人
おっちょこちょい。真面目な性格、緊張しい
毎日カレーでいいほど、カレー好き
バッハ、ショパン、ベートーヴェン好き
仏像を含め、仏教美術が好き
モットーは、「リアルな人であること」
養生ヨガクラス 教師のプロフィール
斉藤 治世(さいとう はるよ)
東京都出身
精神保健福祉士として精神科医療現場に従事。
2017年次女を出産後、出血多量で輸血。
その後、自律神経が乱れ、パニック発作を起こし、漢方治療を受ける。長引く不調を排除するためにエネルギーを注ぐことに底付きを覚えたころ、養生ヨガと出会う。
養生ヨガに頻繁に参加するようになることで、排除でも執着でもない「共にある」という感覚を養い始める。
その過程で、自分自身の人生において「不安」を恐れ、戦っていたことに気づきが向くようになる。何度もヨガをしながらどう在りたいのか問いかける中で「不安を携えられる自分でありたい」という願いが生まれる。
その意図と共に身体を感じると、いつでも自分の感覚を通して現れるものは自分を生かし、守ってくれるためのメッセージだったと気づく。
そして徐々に呼吸とともに今この瞬間を受け入れ、抱きしめてあげられる体験が増え、安定感が増してくる感覚を得るようになった。
その感覚は、幼少期から続いていた自分という存在へ不安定感を徐々に和らげ、依存的だった在り方から主体的に人生を生きていくという大きな変容へと繋がった。
こうしたヨガからの恩恵を教師として還元していきたいという想い、またこれまでの体験から得た智慧を身体を通して表現していくために2023年からヨガ教師として活動を始める。
人生の苦しい局面にあっても、誰もがそのままで大丈夫なのだと感じられる居場所を作っていきたい。
・米国クリパルセンター公認クリパルヨガ教師
・アイレスト・ヨガ・ニドラ瞑想入門講座 修了
・精神保健福祉士
東京都在住
娘二人
一見落ち着いている風ですが、天然だとよく言われます
体力はないけど、身体を動かすことが好き(落ち着きがない)
人前で話すのが苦手だけど、人と話すのは好き
音楽が好き
鎌倉が好き
喜怒哀楽がはっきりしていると感じられるようになってきた(すぐ泣きます)
柳原美和
1973年 山形県生まれ。
2011年 慢性関節リウマチ発症 年々、薬の量が増えていく中、痛み倦怠感が常に付きまとい不安な日々を送る。
2019年、薬だけに頼るのではなく、ほかに何か手立てがないか、藁にもすがる思いで漢方治療と養生ヨガに出会い、やっと自分の体と向き合うこととなる。
病気になった自分を責め続けている事に気づき、自分の暮らし方、生活習慣を見直す。
ヨガを通し、体の不調に支配されるのではなく、体、呼吸を感じることで、自分を正直に表現していこうと思えるようになる。
自分の身体を最後まで自分自身でケアし続けたいと思い、ヨガ教師トレーニングを受講。
私と同じ疾患を持つ人や、不調でヨガをあきらめた人たちと一緒にヨガをしたいと強く願うようになる。
・クリパルヨガ教師
新潟市在住
夫と二人暮らし
あわてんぼう、すぐ顔に出るタイプ
コーヒー&セイロンティー好き
ハワイ島大好き。この島を訪れてから人生が変わり始める
モットーは、まずは体験してみる