生理的欲求
家族から、こんな職場だったら最悪だから気を付けないと、、とある記事のリンクが送られてきました。
本当に、首締め合う社会だな…
と、この記事を書くこと自体に悪意を感じてしまう自分が居るのです。
日々、個人セッションで身体について色々なことを患者さんに伺っていると、
本当に私たち大人は、身体からの生理的欲求を抑制、または排除して生きていると気付かされます。
特に多いのが、便意と尿意の抑制。
トイレに行きたいと感じた時に行ってますか?
職場は、トイレに気兼ねなく行ける環境ですか?
と聞くと、
そもそもトイレに行きたいと感じているかどうかにすら、気付いていない人も多いのです。
同じく、空腹感。
最近、空腹感を感じていますかと聴くと、
【え??】
となる人は少なくないのです。
時間だから食べているだけで、お腹が空いたかどうかに注意を向けたことがない。
アーユルヴェーダは、生理的欲求を抑制すると、ドーシャの悪化に繋がり、やがてそれが病となることを定義しています。
何よりも、身体からの必要な欲求を排除する形で自分に関わると、
実は、自分が本当に大切にしたいものが何かにも、気付かなくなる。
そして、喜びや幸福感すら薄れていくのです。。
まずは、感じること。
そして、出すものをちゃんと出すこと。
身体にあるその機能を、自ら抑圧しなくていい。
それだけで、見違えるように生き生きした人を何人も見ています。
当たり前でやんなっちゃうけど、私たちはロボットじゃない。
有機的な生命体です。
本当に完全な、これ以上ないほど美しい、生命体。
それを、私たち自身が否定している。
こんな、首を絞め合う社会、もう終わりにしませんか。
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